2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧
あまりにも睡眠不足でフルスロットルにしてもさして冴えない頭がいよいよ鈍重になって物事を感情でしか判断できなくなってきていたので早めに寝ようと思って22時にベッドに入ってみたものの、答えのない堂々巡りのような思考の澱みに足元を掬われてなかなか…
協調性のない人たちのおでこには「まぜるなきけん」って書いてあると世界はもっと平和になると思いませんかみなさん。あと、やたら暑いのでもう少し涼しくしてください。
うまいこと切り抜けてしまった。でもそれじゃなんの解決にもなんない。
少しばかりまとまったお金が手元にあるので割りと本気で新しい商売について昨夜からずっと考えているのだけど、時間的に今でもすでにギチギチなのでこれ以上仕事増やしてどうすんだろうと心配になってきた。あまりにも忙しくて、映画やドラマは全部予告編だ…
第百八夜 カダフィ大佐が「砂漠の民に戻るだけだ」と交渉のテーブルから降りた報を受けるとCIAケースオフィサーのハロルド・ドゥッシェルの顔色はみるみる青褪めていった。作戦指令書をブリーフケースに仕舞うと足早にビルを出て表に待たせておいたシボレー…
第七夜 虎ノ門の交差点に差し掛かるあたり、道路工事の照明以外には明かりはなく眠らない街といえども眠るのだなと、さっきまでいた新宿のネオンを少しだけ懐かしく思う。 思えば俺は何を目的に深夜の東京を彷徨っているのだろう。この脚が皇居の西側から外…
昨日の続き。あれこれが一段落したら銀行の支店長のところへ挨拶に行った。そこで言われたのは『これからはあなたが会社を経営してゆくのだから企業理念を定めなさい』ということだった。こんな田舎のちっぽけな会社を企業と呼んだり仕事をやってゆくことを…
6月になったので債務の連帯保証人というか代表取締役になって三年の歳月が過ぎたことになる。起業したわけではないから会社としては創業40年ぐらい。といってもそれも暖簾分けというか分家みたいなものだから屋号として勘定すると80年ぐらいになると思う。い…
コンビニから出たときに水色の折り畳み傘を鞄から取り出してパサッと開いた色白の若い女性がすごく可愛らしくみえたのは、なんだか育ちが良さそうな感じがしたからだ。父親はきっと家ではガウンを着てロッキングチェアーかなんかに揺られながらCNNとか観てブ…
実のところなにひとつわかっちゃいないんだよ。
隣で呂律が回らないほど酔っぱらったおっさんが、このコいいオンナなんだけどおれのこと色気がねえっていうんだよウィック、と申すので、どういうところに色気みたいなのを感じるわけ?と、瞬きするたびにバサッバサッと音がして風が吹くような目元をしたオンナ…
車を運転しながらビックマックを食おうとしたら思いのほかデカくて片手では持てなかったので両手で食ったら普通にカーブが曲がれなくて危ないところだった。危ないところだった。
よく晴れた日曜日、通り雨が風を運んできた。葬儀屋が慌しく祭壇を飾り付けている間、家族や親戚一同が控え室に集まって茶を啜り「ここにいないのが不思議だね」なんつってぼんやりとした虚脱感に包まれる。昨夜まで棺桶に入れられていた肉体はすでに焼かれ…