児童書のように字が大きかった

僕たちは歩かない

僕たちは歩かない

1日が2時間だけ長かったとしたらなにができるか。ただしこの小説のルールは、その2時間長い世界があることに気付いている人間としか、増えている2時間は共有できないことになっている。そこで彼らはその2時間を自分の仕事の技術研鑽に費やしていた。やがて同士と巡り合うまで独りぼっちで。単純に彼らと僕とを置き換えたときに、僕は余剰の2時間を仕事のために使うのかといえばそんなことはしないと思う。決してアウトプットはしないと思うんだ。