児童書のように字が大きかった
- 作者: 古川日出男
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
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1日が2時間だけ長かったとしたらなにができるか。ただしこの小説のルールは、その2時間長い世界があることに気付いている人間としか、増えている2時間は共有できないことになっている。そこで彼らはその2時間を自分の仕事の技術研鑽に費やしていた。やがて同士と巡り合うまで独りぼっちで。単純に彼らと僕とを置き換えたときに、僕は余剰の2時間を仕事のために使うのかといえばそんなことはしないと思う。決してアウトプットはしないと思うんだ。