バンク侍切られて放尿
金融機関へ融資の申し込みに行った。「溶鉱炉建設はあきらめない!」と爽やかな熱意を盾に金を引き出してやろうと思ったのだけど、そもそも溶鉱炉なんか造るつもりはないことに気付いたので、拡張員の泣き落としっぽく「ウチの娘が不治の病にかかってアメリカで移植手術を・・・」なんつって小芝居を打ってみようかと思い直した直後、病名を訊かれても恋患いですとか言いそうなのでやめてオネーチャンを雇い「あのね、今月ポイント足りないの。来週同伴できないかな。あと金貸して」みたいな感じで誘惑してみようとしたのだけど、女の子と飯を食わせたところで一銭にもならないし食い逃げされたらたまらないので、しのごのぬかしやがったら「おへどにしますよ」と言うつもりで腹を括ってというか腹をふるつもりで行ってみたら拍子抜けするぐらいすんなり融資が通ったので大事に至らずに済んだ。恵愚母様の御蔭です。
- 作者: 町田康
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/10/01
- メディア: 文庫
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読み終わってパタリと本を閉じたら白い煙かなんかが出てシュッと発火して本自体が燃えて無くなるぐらいがお似合いだとおもった。
*1:2とか3とか出てるの知らんかった!観ないけど