身の丈ダイアリー

「全部パラレルで」っていう言葉を意識しはじめてからずいぶんとフライングを繰り返してパラレルどころかガタガタのいびつな格好で物事を進めてきてしまった。そもそもパラレルなんてことは無理なんじゃないか?一個づつ片付けていかなきゃだめなんじゃないか?って何度もおもったけれども、対外的にはともかく自分の中で引っ込みがつかなくてこれはもう意地になってゴリ押しするしかねえとかそんな感じでジリジリと物事を進めてたところに冷や水をぶっかけられちょっと目が覚めた。まだ夢の中にはいることを自覚してんだけど。
よく「身の丈に合った」と言うけれども、あれの意味がいまいちイメージしにくかった。引け目に感じてもおかしくない身長に対しては特にコンプレックスもないから身の丈と言われても、まあこんなもんだ、というような感覚しかなかったんだけど、両手をぴんと伸ばした指先から反対までの指先がだいたい身長と同じっていうことを思い出して、あ!そういうことか!っておもった。つまり、広げた両手に収まるぐらいのことがせいぜいおれがパラレルでできることなんだなって。そう考えると広げてしまった風呂敷はあまりにも巨大だなとおもう。とてもじゃないけど同時進行でなんて無理。じゃあどうするかっていうと、諦めるか、やっぱ人と手を繋ぐほかないんだなっておもった。だからでっかい仕事してる会社ってたくさんの人が働いてんのかって。
だからどうしたってわけでもないんだけど、まあそんな感じでハミ出た部分は人にまかせりゃいいんだなっておもったとかそういうね、あれですよ、あれ。どっとはらーい。