白バイ野郎セクシー&シャレオツ

ビューティーサロンでヘアーをカットしてきました。すごくセクシーになりました。どのぐらいセクシーかといえば「どうします?」と問われたときに手元に開いてあった映画雑誌のブラッド・ピットの写真(オーシャンズ11だと思う)を指差して「こういうふうにしてくれ」と注文したら「顔は違いますよ?」と言われたほどにセクシーです。というのも毅然と「顔が違うのは百も承知だ」と言ったら「それにこの人金髪じゃないですかー」と返されるほどにセクシーです。もっと言えば、忸怩たる思いで「なんかこんなふうな感じに見えなくもない程度でいいから」と食い下がれば追い討ちをかけるように「他に写真はないかなあ」と完全否定の姿勢を崩さない感じでセクシーなのです。ようするに進退窮まり雑誌をパタリと閉じて「セクシーにしてくれ!」とお願いしたところ諦めたように「はあ、セクシーですね、わかりました」というやりとりがあって髪の毛を切ってもらったのでセクシーなはずなんです。おれちょうセクシー。

シャレオツ気取ってカフェでランチングしました。椅子に腰掛けて同行者と何を食うかというような話をしていたらオーナーが現れました。しばらくぶりに見たオーナーは激ヤセしていたのでどこか具合でも悪いのではないかと心配な気分になりましたが同行者が陽気な感じで「あ、痩せましたねえ」と言うので「こんバカチンがッ」と内心金八ぶっていたところオーナーは嬉しそうに「ダイエットが成功したのよ」と微笑みました。それにしてもえらい痩せたなと思ったのであれこれ尋ねたらどうやらそのダイエット法というのは、玄米と野菜の食事を規則正しく食ってアルコールと間食やデザートを一切絶ったというものでした。「秘訣はくじけないこと」だとオーナーは言いました。「最終的にはガッツですね」と言った僕の頭の中では半裸のガッツ石松アニマル浜口がドラミングをしながら雄叫びを上げていました。ランチは以前よりレベルアップした感じでちょううまかったです。おれちょうシャレオツ。