サナギマンブルース(差し替え)

【前回までのあらすじ】
いろんな人のいろんな声で頭の中がドロドロに溶けてしまったサナギマンであった。

【今回のあらすじ】
なんか不意にものすごくいい感じで腹が立ってきたので、このまま全力でムカムカしようと思うサナギマンであったので、手始めに『ピンチはチャンスだ!』などと尤もらしいことを言う輩をとっ捕まえてギロチン台に縛り付けて、首の上の斧の刃みたいなやつを吊るしているロープを少しづつナイフかなんかでじりじりと刻みながら「どのへんがチャンスなんすか?」って聞くなどして、ロープがほんともう千切れる寸前に「ねえ、これほんとにチャンスなんすか?」と念押しで聞いた直後にストンと刃が落ちて「あっ」と声を漏らして千切れた首を拾い上げる姿を想像してちょっと気分が悪くなったりするのであった。
【次回からのあらすじ】
羽化したサナギマンは小バエマンとなり小さな冒険に旅立つのであった。三角コーナーとかに。