空腹が一番のごちそうです

春キャベツがおいしい季節になってきたので、みなさんに超絶にうまいキャベツ料理を伝授しようと思いましたが、そんな料理は知らないので、あれえ、けっこうおいしいじゃん、ぐらいのキャベツ料理を紹介します。おそらくそう言うと思います。わりと自信あります。

用意するもの

  • キャベツ---半玉ぐらい
  • サラダ油---ジョロっぐらい
  • 醤油---チラーッぐらい
  • かつお節---小袋1パック
  • 体調---おなかが空いている状態(最重要)

作り方

まずキャベツを適当に洗ってから千切りにします。剥いてからでも剥かないでもいいと思うんですけど、芯のところは入れないので剥いてやるのが正統派かもしれないです。トントントントンと1秒間に4回ぐらい包丁を下ろす勢いで刻めると小気味いいですけど、何も格好つける必要はないのでゆっくりで構いません。あなたはトンカツ屋の厨房で働いているわけじゃないんです。絶対的に重要なのは細さです。刺身のツマぐらいに刻めると最高ですけどあなたは寿司屋の板前じゃないので、1.5mmから2mmぐらいを目安に、ゆっくりでいいのでとにかく細く刻みます。スライサーでやると理由はわかんないですけど包丁で刻んだときとなにかが違うので、ここはひとつ包丁で刻んでください。だいじょうぶ、あなたならきっとできる。
刻んだキャベツをサラダボールとかどんぶりに移したら、サラダ油をジョロッぐらい垂らして手でササっとまぜてください。ちょっとアレンジしてみよーとか言ってゴマ油とかオリーブオイルとか使うと風味が強すぎて美味くもなんともなくなるので変な色気は出さないでください。旬のキャベツを信じてやってください。このとき手にくっついてきたキャベツを食べてしまうと後で感動が半減するので、グッと我慢してボールの中で待ってるおトモダチの元へ帰してあげましょう。あとは醤油をチラーッぐらい回し掛けしてかつお節をザバっと上にかけます。醤油が先です。でないとかつお節が吸ってしまって、キャベツ味ないよってなります。
白いご飯とアジの開きと豆腐のみそ汁なんかを添えていただきます。一口食べたら「あれえ、けっこうおいしいじゃん」って言います。言ってください必ず。

キャベツにかつお節って普通かなあ

近所に酔ったようなおっさんがやってる居酒屋があって、そこの一番人気メニューがこのサラダです。サラダっていうかキャベツの千切りなんだけどね。僕は、かつお節は盲点だった。