本格派ダイアリー

あー、テステス。本日は晴天なり。本格的な日記を書いてみようと思います。
2008年1月24日木曜日六白仏滅旧暦12月17日晴れときどき曇り。目が覚めたら起きぬけにイップクした後に洗面所へ赴き歯を磨いた。なぜだかゆっくり歯を磨けない症候群であり電動歯ブラシの高速振動の向こうを張る勢いで歯を磨くので歯ブラシの毛というかプラスチックのケバケバがすぐにイソギンチャクのようにだらしなく開いてしまう。いっそのことホームセンターなんかで売ってるワイヤーブラシで磨いた方が長持ちもするし歯の裏側を真っ黒に染めているヤニも落ちるのかもしれない。そして電動髭剃り機を用いて鼻の下と顎の平べったい部分の髭を剃った。なんでも電動髭剃り機から発せらる電磁波が身体に及ぼす影響がよろしくないらしい。肌から20cm以上離せば問題はないらしいのだけどそれでは剃れないので意味がない。小生意気にも顎鬚を少しばかりたくわえているのだけれど、おかしなふうに曲がっていたので電動髭剃り機に付属のバリカンで先っぽをチョロチョロと剃り落とした。蛇口から40℃ぐらいの湯を出して顔を洗い髪を濡らして寝癖を直しタオルで顔を拭いた。髪型を整え鏡を見る。鼻毛が飛び出てないかチェックしてみたがよくわからない。見えると言えば見えなくもないし、気にならないといえば気にならない。まあこんなもんだろうというところで洗面所を後にして箪笥の前へ。一番上の引き出しを開けて肌着となるTシャツを取り出して寝巻きを脱いでそいつを着る。今度は長袖のTシャツを取り出して半袖のTシャツの上から着る。今度は上から5段目の引き出しを開けてセーターを着る。ハンガーに掛かった洋服をぶらさげておく仮設足場みたいなところへ行き厚手のシャツを羽織る。また箪笥の前に戻って上から2段目の引き出しを開け黒いチノパンを取り出し、寝巻きを脱いで履き替える。また一番上の引き出しを開け厚手の靴下を取り出してそいつを履く。また仮設足場みたいな家具のところへ行ってマフラーを取り首に巻いて、クローゼットのドアを開け中からナイロンのフード付きコート(リバーシブル)を取り出して羽織る。姿身の前に立ってみると鏡の向こうに黒いビバンダムみたいな奴がいてこっちを見ている。ちょっと着込みすぎかと思ったが今日は外で仕事をしなくてはならなので格好云々を言っている場合ではない。時計を見ると約束の時間から逆算してギリギリだったのでソファの上に放り投げてあった手袋をはめて階段を下りて靴を履いて、あ、線香忘れたと思い出して靴を脱いで父の位牌の前に行き線香を上げて金属のお椀みたいなやつを木製バットの小さいやつでチーンと叩いて手を合わせて目を瞑った。拝んでいる最中に「今日も一日ナントカでありますように」と願う日もあれば今日のように何も思わない日もあってその違いがどういう仕組みなのかよくわからない。いそいそと玄関へ行き靴を履いて外に出て鍵を鍵穴に差し込んで捻って施錠してドアノブを引いて開かないことを確認して駐車場の車の元へ行き、ドアの鍵穴に車の鍵を差し込んで捻って開錠して運転席のドアを開けてシートに座り、ステアリングの付け根にある鍵穴に鍵を差し込んで捻りスターターを動かしてエンジンを掛ける。アイドリングストップとか世間では得意満面な顔で叫ばれているけれど、こうも寒いと暖機運転なしで発進するとエンジンブロックが温度変化に追従できなくて割れてしまうんじゃないかと心配になる。けれども時間も差し迫っていることなのでクラッチペダルを踏み込みシフトレバーをバックギアーに入れて車を後方発進させる。路地でスイッチバックをして会社へ向かった。路面はまだ少し凍結していたのでアクセルペダルを慎重に踏み、ステアリングも慎重かつ的確に操作する。そうやってゆるゆると車を走らせた。
たぶん一日が終わるまで書くのに3日ぐらいかかるのでもうやめた。