人はそれを情熱と呼ぶ

相撲で言えば『心・技・体』、野球で言えば『走・攻・守』という具合に、僕たちオトコのコのおちんぽんに求められている三要素は『固い・太い・黒い』ということらしいのだけど、この『黒い』っていうのがイマイチ納得いかない。黒いとなんかいいことあんのか?固さや太さと同列に語られるものなのか?しかも黒さっていうのは明らかに後天的な要因でそうなってる感じがするから『固い』とか『太い』とかと比べてハードルが低くて市場にダブついてそうだ。とりわけ『太い』と拮抗するほどの条件とは思えない。あと「キャー!黒い!黒いわー!ウットリ」ってオンナのコが狂喜するものなのかも疑わしい。黒い至上主義っていうのは都市伝説でしかないんじゃないか。
先日、黒いコンドームを作ったという人と会った。黒いことに価値があるならバカ売れするんじゃないかといたって真面目に語っていた。オカモトさんのように0.02mmなんていう技術はないから0.1mmで作ったそうなんだけど、そもそも黒いゴムっていうのは硬いらしく伸びる性能があまり芳しくないようで、装着するとめちゃくちゃ痛いんだそうだ。そんなわけだからサックの装着感が強すぎて、試しに触ってみてもまるで不感症になったようだったので挿入するまでの実験は諦めたらしい。そんで縮む力が強すぎていわゆるクビのところが平滑になってただの黒い棒のようになるそうだ。あと、外すときにビチーンってなってこれまた相当痛いんだそうだ。
彼が言うには「これはもう一生懸命擦って黒くするしかないね」ということなんだけど、根本的に黒いことに価値があるないの前に、それを披露する場があるかどうかって方が問題だと思う。