そもそもイギリスの風景ってよくわかんないけどさ

ライオンハート (新潮文庫)

ライオンハート (新潮文庫)

読むのに時間がかかった。情景描写がまどろっこしすぎる割に大事なパーツが欠けてるような感じで、どうにもイメージが浮かんでこなくて靄の向こう側でなんかやってるなっていう置き去り感というか。風景を文字で起こすのにもっと長ったらしく説明をする小説もあるけど核になる部分があれば苦にならないし、そいつが含まれてないといくら外堀を綺麗に埋めたところではっきりイメージできないからイラっとさえする。きっと肌に合わないっていうのはこういうことなんだろう。高村薫の小説もそんな感じ。
というようなことがここ(id:roku666:20061205:p3)にもっとわかりやすく書いてあった。