20/09/2012

オンナのコが隣に座る店に行く頻度が高まってくるとお喋りしたりすることに対して不感症みたいになって能面で嘘の話ばかりするようになるのだけど、きのうはSMクラブで女王様をやってた経歴があるって人が隣だったのでひさびさにお喋りしててグッとくるものがあった。そもそもフェティシズムを満たしてくれるのがそういう世界ぐらいしかなくてということで女王様をやってたらしい。彼女はとにかくゴム製品が好きらしくゴム製品への愛を(勝手に)語らっているときは乙女チックなポーズというか、こう、なんていうの?指を組んで口の前に持って行ってキャーっていう感じの、ブリブリのなんかそういう目ん玉の中に星がいっぱい飛んでる的なナニカっぽかった。団鬼六のことは茶道とか華道の先生を敬うかのように「団先生」と呼んでいた。やっぱりというか女王様は商売でやってたけど私生活では雌豚にもなってたらしい。でも「縛り方が下手クソな人はダメ」って言ってるときの顔はやっぱり女王様だった。フェチっていうが高じれば誰でもそれを商売にするわけじゃないとはおもうのだけど、人目を憚らずそいつを売り物にするっていうんだからそのゴム愛っていうのがどこまでも溢れ出てくるっていうのがすごいなっておもった。