下着ドロの被害に遭ったときに注意するべきいくつかのこと

梅雨に入った知らせは聞いておりますが晴れていれば夏を思わせる暑い日が続きます。暑い暑い外出先から帰宅すればとりあえず汗を流すためにシャワーを浴びてすっきりされることでしょう。そしてまた熱帯雨林気候を思わせる暑さについ辛いものが食べたくなりパッムーバイホラーパーなどを食してまたシャワー、彼氏と逢ったらまずシャワー、事を済ませて再びシャワー、一歩進んで二歩シャワる、そんなにシャワーばっかり浴びてたらいつかジャック・ニコルソンに斧で襲われそうですが、とりあえずシャワーを浴びることでしょう。そうすると下着の洗濯物が大量発生するわけです。さあさあうまいこと下着の話題に漕ぎつけられました。
下着を大量に洗濯すれば大量に干さなければなりません。昼間外出しているOLの皆さんにおかれましては朝若しくは夜に洗濯して窓辺に室内干しという方が多いことと思いますが、夜働きに出るフロアレディの皆さんの場合、出勤前に洗濯してカーテンみたいなのが付いてる洗濯バサミの付いたやつをベランダ等の物干し竿に吊るす方がいらっしゃいました。そうやって下着を外干しにすることで盗難の被害に遭う確率は以下の数式(ドロリッチの定理)で表されます。

p(下着ドロ率)={a(下着の色)×n(下着の数)×t(下着の透過係数)}÷y(不審者の数)}

さあいよいよ本題です。下着を盗難されたらどうなるか、どう対応していけばよいのかについてケーススタディしてまいります。今回のモデルはA子さん(20代・フロアレディ・独り暮し)です。

発覚


ある日お父さんから連絡があり一緒に出掛けることになったA子さん(こういう話の場合、相手がお父さんではないことが多いわけですが今回そこは問題ではないので割愛します)。お父さんが迎えに来た際、出掛ける前に前夜に干しておいた洗濯物を取り込もうとしたら、タオルや下着類などをバランスよく配置して水平になるように吊るしておいた洗濯バサミ付きの四角い干すやつが思い切り斜めってるのに気付きました。理由は干しておいた下着類が全て奪われ重量バランスが崩れているからです。問題なのは斜めってることではなくて下着類が盗まれていることなんですけどね。盗難品目は以下の通り。

  • Tバックパンティ(黒) 2000円
  • 総レースパンティ(白) 3000円
  • ふつうのパンティ(ベージュ) 1000円
  • ふつうのブラジャー(黒) 1500円
  • 網タイツ(黒) 500円
  • メチャクチャにして!とあいつに引き裂かせたパンティストッキング priceless

※金額は購入金額

通報


下着を盗られて悔しいやら恐いやらでわなわなするA子さん。さっそくお父さんに事態を告げるとお父さんが警察に連絡します。このときお父さんが「てことは、今こいつノーパン?」と思ったかどうかは重要ではありせん。ほどなくして制服を着た警察官が2名連れ立ってやってきます。

現場検証


盗難被害に遭い警察に通報した場合、被害届けを作成する(らしい)のですが、必ず被害者立会いの下で現場の写真を撮影するそうです。A子さんの場合カメラを向けられると自然と笑顔を作ってしまうそうで、この時もなんだか嬉しそうな表情で現場写真に収まってしまったそうです。皆さんはこういう場合に備えて普段から「やるかたない」といった表情を練習しておきましょう。

調書1


いきなり被害届けに記入するのではなく、まず警察官のインタビューに答えるそうです。大学ノート(なんで大学なんでしょうかね小学生も使ってるけど)のような帳面に警察官はメモを取り、それを元に被害届けに記入するそうです。今回、普段呼びなれない「パンティ」という呼称を使っているのは、ここで言うパンティは文字通りパンティであり「パンツ」と言った場合「ズボン」を指すからです。ですから皆さんも普段から下着のパンツは「パンティ」と呼ぶようにしておくと有事の場合に混乱せずに済みます。また女性の方はベッドに仰向けで寝ている状態のところを男性にパンティを脱がされる際、ほんの少し腰を浮かせると「おまえ・・・」とグッと喜ばれることと思います。自分から脱がれる方の場合は「こいつ!」という感じでさらに喜ばれることでしょう。

調書2


このインタビューですが、微に入り細に入り非常に細かいことまで聞かれるそうです。盗られたモノがモノだけにちょっとした沈黙の中に陵辱的な妄想が広がる会話になりますので、辱めに悦びを感じてしまう被害者の方は質問されるたびに秘園がねっとりとした蜜で溢れることもあるでしょう。ちょうどお相手は手錠も携帯していることですしご自由にどうぞ(うまいねどうも)。

調書3

A子さんから話を聞いていて割りと驚いたのが『被害総額』の算出方法でした。金融商品の横領の場合など利子が加算されるので使い込んだ金額はそこそこでも被害総額となるとバカみたいに膨らむことがあるのは知っていましたが、下着ドロ(物品)の場合の被害総額の算出方法は市場価格だそうです。しかも自己申告。A子さんの場合こんなやりとりがあったそうです。

警:いくらで買われました?
A:パンツが2000円と(中略)網タイツが500円です
警:それではそれぞれの原価を教えてください
A:げ、原価?布切れの値段ですか?
警:いいえ、盗まれた品物がいくらで売られているかです
A:それは・・・マニアな人なら1万円とか出すと思いますけど・・・?
警:いや、一般的な価格です
A:一般的って言われても・・・
警:もしその下着がリサイクルショップなどで売られているとしたら?
A:見たことないですけど、1個100円とかですかね・・・?
警:じゃあ5点なので500円ですね
A:ご、500円・・・ごひゃく・・・


ちなみにA子さん、懲りずに外に干して2度目の盗難に遭って引っ越したそうです。

まとめ

下着は盗まれないように室内に干しましょう。