暑かった日の日記

しかしまあ、さすが7月っていうんですかね、暑さも一気にフルスロットルというか情け容赦ない感じでファッキンサマーなわけですけれども。昔から暑さ寒さも彼岸までって言いますけれども、こうも暑いんじゃ彼岸なんてすぐそこに見えちゃってる感じがしますね。で、あんまり暑いもんだからドボーンなんて飛び込んじゃってね三途の川に。まいったまいった死んじゃった。俺、死んじゃったよっていうね。いやーそんで今日も暑かった。あんまり暑くてしょうがないってんでまずシャツを脱ぎTシャツを脱ぎ。で、ズボン脱いでパンツも脱いで。まだ暑いってんで靴下と靴も脱いで、ようするに全裸っていうんですかね世間的にはマッパって言うほうが通じやすい気もしますけれども、とにかくそんな格好で午後は仕事してたんですよ。外で。マッパゴーゴーですよ。
お天道様が見ているよ、なんつって何の信仰か知りませんけれども昔うちの婆さんがよく言ってました。良いことも悪いこともお天道様が見てるんだよって。普段から人様の迷惑になるようなことだけはすまいと生きてきた俺ですから、ちゃーんとお天道様が見ていてくれてて、暑くて暑くてたまらんと素っ裸でウロウロしてたら冷房効かせたお迎えの車がやってきましたよ。白と黒のツートンカラーのクラウンが。ささどうぞって薦められるままに後部座席に乗せられて、どこ連れてってくれんのかなって思ってたら、コンクリの壁に肌触りの冷たい鉄格子が嵌められた個室に通されましてね、やたらヒンヤリしてて気持ちよかったです。どうも、三遊亭小遊三です。
そんな感じに暑かった今日を振り返ってみましたが、女性の皆さんにおかれましては乳房の下に汗をかきすぎて汗疹を作られたりしてるんじゃないかと、玉袋の裏側の汗疹をボリボリ掻きながら心配しています。なにしろ夏は気分が開放的になりますから貞操観念も大解放といった具合にそこかしこでペッティングが繰り広げられるわけですけれども、やおらパイオツを揉んで舐めてみたところ肥大化した発疹を乳首と間違えたりしたら思わず「犬か!」と叫ばずにはいられない若者を不憫に思う老婆心と申しますか下衆の勘繰りと申しましょうかどうでもいい。
とにかくまあ、こんだけダラダラと書いてますけれども書けば書くほどデタラメばかりで、果たしてこれが日記と呼べる代物かどうか皆目見当もつかない次第でございますが、先日述べたとおり町田康先生の『人間の屑』という小説を、高菜の漬け物を細かく刻んだものと白ゴマ、それから顆粒のダシと刻みネギを冷たいご飯に載せまして上からドボボと麦茶をかけたものをサラサラと口の中へかき込みつつ読みましたところ、いたく感銘を受けた次第でありましてお茶漬けに。以前に読んだ『告白』というこれまた町田康大先生の小説を読み大変感動してむせび泣いておったのですが、その小説の源流となるような自堕落すぎる男のダメっぷりが・・・
なんでもいいけど、とにかく今日は暑かった。