脹脛のあたりが筋肉痛っぽい日記

このところ編集画面を開いて日記みたいなものを書いてみるのだけども、あまりにくだらなさすぎてツマンナイのでびゃーっと全部消してた。まるで陶芸家が壷とか茶碗をバシャーンと床に叩きつける感じで。書いて吐き出す作業は一応完結してるので割と満足もしていて、こんな感じが続いたらどうなるのかなと思ったら急にキモくなったので無理にでもオモテに出すことにする。
普段、車は会社の車庫というか車置き場に停めてある。昨夜も車で出掛けていて用事が済んだので車を戻して歩いて帰宅するつもりで会社へ。運転してたら軽い尿意を覚えたのだけど会社に着く頃には割と急を要する感じにまで追い込まれていた。車を停めて急いでドアを開けたら電気のスイッチを入れる間も惜しんで射し込む外灯の明りを頼りに、トイレのある2階まで階段を駆け上った。3段ぐらい上ったあたりで足を滑らせて、両足の向こう脛を階段の段鼻にしこたま打ちつけた。ぐはあ!っていう声を生まれて初めて口にした。軽く気絶できるほど痛かった。外はチラチラと雪が舞っていて、このまま倒れてたら凍死すんのかな・・・と遠のく意識の中でぼんやり思ったりしてたら、不意に一時停止状態だった尿意がマーヴェラスな感じでリスタートした。小便漏らしたまま凍死したらおしっこも凍るのかなとか思った。
そんなブザマな死に様はねえだろうと奮起して起き上がってみたものの、脛が異常なぐらい痛くて人生で二度目の、ぐはあ!という発声をした。俺、ダン中尉みたいになっちゃうかも・・・と半ベソで、蜘蛛みたいにカサカサと四つん這いで階段を上り、ようやくトイレに辿り着いた。到底立ったままで用を足すことはできそうになかったので、壁にもたれかかりながらベルトを外しズボンを下ろす。脛の傷が衣擦れで刺激され、長いようで短いようなこの人生三度目の、ぐはあ!という声が出た。ようやく便座に腰を下ろし用を足すことができ束の間の安堵が訪れたのだけど、またズボンを引っ張り上げるときに痛いんだろうなという恐怖にちびりそうになった。でもちびり放題なので安心だ。靴下をそーっと捲って傷の具合を見たら、いかにも風呂に入ったら滲みますよという具合に両足とも皮がめくれて血が滲んでいた。
ゆっくり歩いて家まで帰り、滲みるのを我慢しながらシャワーを浴びて、足はズキズキ痛んだけれど睡魔もぼちぼちやってきたのでこのズキズキから解放されると思ったら気が楽になった。が、布団に入ってまずいことに気がついた。僕は寝入りバナはうつ伏せでないと眠れないのだった。仕方ないので足攣りそうになりつつ爪先を布団に立てて無理矢理うつ伏せで寝た。