ロマンのある行政の追求だそうで

むせかるほどにマスカラスでお馴染みのジャニーズ系はてなー無免許タクシーでございます。このたびの三連休は天気も不安定で寒風吹き荒んでおりましたので微塵も行楽日和ではなかったわけですが無理矢理行楽してきました。行楽はそこそこ好きですが好楽は好きではありません。あの「うまいこと言ったでしょ」っていう顔を見るたびに飛んで行って殴りたくなります。

台東区立 朝倉彫塑館


JR山手線日暮里駅北口を出まして谷中方面に向かって坂を上りますとルノアールがあります。店に入ってレジの若い店員さんに「朝倉なんやらという人の記念館みたいなのが近くにあるはずなんですけど」と道を尋ねると「申し訳ありません知らないです」と0.2秒で返事が返ってくるので「他の人に聞いてもらえませんか」と睨みつけながら言うと山口良男似の店員さんが丁寧に教えてくれます。そのルノアールから3分とかからないところにあります。

この建物は昭和三年から七年かけて朝倉という彫刻家のおじさんが設計して建てられておりまして、鉄筋コンクリート造のアトリエと数奇屋造りの木造家屋がお口の中で渾然一体となってまろやかなハーモニーを奏でているわけですが木造部分は修繕中につき立ち入り禁止状態でした。まるでソープランドに行ったら泡姫全員生理中だったみたいなジレンマに囚われました。

展示品は撮影不可だったので画像を収められませんでしたが、一応言っておくと1階が人と犬で2階が猫です。犬の後ろ足の付け根のところが印象的です。『五典の水庭』と名付けられた中庭が見所らしいので階上からその様子を眺めてみましたが「なんだかよくわかんねえな」というのが正直なところです。着エロみたいなもんです。まどろっこしいというか伝わりにくいというか。

順路を進んで屋上に出ると大きなオリーブの木があります。強風に晒されてザワザワと葉が音を立てていますのでよく耳を澄ましてみると「たすけてポパーイ」と言ってるように聞こえますが幻聴です。あまりにも寒く耳が千切れそうになったのでそそくさと屋内へ逃げ込みました。

シベリア並みの寒さの中を耐え忍んで咲く花がちらほら散見されたので載せておきます。

もし仮に行きたいと思ったとしても暖かくなってからにした方がいいです。一人でこんなクソ寒い時期に行ったりなんかすると間違いなくhotなgirlがneedになるからですが、おデートで訪れる場合は全く問題なくて、むしろ屋上で体が芯まで冷えきったとしても隣駅の鶯谷までうまいこと誘導すれば二人のbodyはbedでwarmingです。とてもロマンチックですね。