ひどくうらぶれた夜の唄

会議でぺしゃんこに押し潰された後、ぺしゃんこチームの一員から「遊郭っぽい飲み屋があるからそこ行って気分変えましょう」って誘われたので傷心を癒していただこうとときめいておったのに、急場凌ぎでセッティングされたカラオケボックスに連行されるはめになった。バカ幹事はそんなセッティングするぐらいならペッティングでもしてろ。そこいらの雌犬とペッティングしてろ。
おっさんだらけのカラオケボックス。その様子はさながら*1ラグビー部かなにかの部室っぽく説教が始まる気配が充満している。年齢以外に上も下もないのに年長者のおっさんが日本酒を飲んでクダ巻いて「そうじゃねえんだよ」ってがなってる。その酔ったもん勝ち的なヒエラルキーから逃れテーブルの隅でこっそり頼んだラーメンをすすりつつおにぎり(鮭)を頬張って大過なく退室時刻を来るのを待ちわびた。備え付け電話の呼び出し音が鳴りやっと開放された。家に帰り「ひどい夜だった・・・」と回顧しつつ眠るつもりだったのだけど「このままじゃ帰れない」という不満分子の悲痛な叫びに応えるべく夜の街へ繰り出すことにした。肩を組んでスキップで。
安っぽいソファにぼすんと座り薄い水割りをちびちび舐めつつ例によって例の如くシモの話をしてたら、オンナのコにちんこ触られた。酷く自分が安っぽい気分になって放心してしまい、嫌がりもせずされるがまま対面の同行者と世間話をしつつ水割りを飲み続けた。くだらない夜だった。

*1:「さながら」って聞くとなぜか佐良直美さんを思い浮かべる昭和生まれの三十半ばです