強烈な夢を見たので忘れないうちに記しておく

近くにあるラブホテルが経営不振というか客が全然入らなくて閉鎖寸前に追い込まれている。蝶ネクタイを締めた口ひげの支配人らしき男(ようするにムーディー勝山)が助けてくれと会社に訪ねてきた。そんなことはやった試しがないと困惑していると男は床に額をこすりつけ泣きながら土下座して懇願しはじめた。場所はいつの間にかどこかのファミレスになっていて、周囲の視線が気になるのでとりあえず男の申し出を受けた。男は顔をくしゃくしゃにして喜び早速オーナーのところへ一緒に行ってくれと言うのでオーナーの元へ再び瞬間移動。めちゃくちゃ間口の狭いビルの前でそこの2階がオーナーの事務所だと教えられた。いつの間にか男はどこかへ消えていて、独りで恐る恐る階段を上ると、上から酒の瓶(たぶんウォッカとかテキーラとか)が降ってきた。避けようにも避けるスペースがないので頭で瓶を割りながら火を放たれたらおしまいだと焦りながら階段を駆け上がった。上りきったところにドアがあった。

明らかに組事務所みたいな感じでドアのガラスのところに金色の菱形マークが。しかし回れ右をしようにも階段を下りている間に火を点けられたらおしまいなので中に入る。なぜかさっきの支配人らしき口ひげの男が応接セットみたいな椅子に座りこちらを嫌な感じで見て笑っている。嘲笑している男の向かい側に座っているのがオーナーらしい。オーナーは褐色のアフロヘアで顎ひげを生やした熊みたいな男(ようするにモハメド・ヨネ)だった。若い衆みたいなのに促されるまま応接セットのソファに腰掛けると、アフロはごついカットガラスの塊に百円ライターが刺さっているあれで煙草に火を点けた。煙草に火が点いたにも関らずアフロはライターの火を消そうとはせず、めらめらと立ち上る炎を嫌らしい目で見つめながら再建策を訊いてきた。

考えた。この場をどうやって切り抜けようか再建策を考えるフリをして考えた。けれど、目の前でゆらゆらと揺れる炎の前に竦み上がってしまいどうすればいいのかわからなかった。そして、組事務所らしき部屋の応接セットに座っていたはずなのにいつの間にか廃墟みたいな場所に瞬間移動していて、それだけではなくいつの間にか椅子に麻縄で縛り付けられていた。アフロの男だけが目の前に立ってこちらを見ている。不意にアフロは悲しい顔で、どうやって再建したらいいんですかと訊いてきた。どうやらこの場所が当のラブホらしい。なんだかよくわからなかったけれども恐怖心は消えていなくて、何かを言わないとヤバイと思い必死で考えた。で、これだと思った。「SMなんかいいんじゃないかなー」と精一杯のタメ口で言った。するとアフロは適当なことを言ってるんじゃないと急に怒り出した。なんかもっと衝撃的な内容でないとヤバイと思って「アナル専門がいいよ!」と絶叫に近い感じで叫んだ。

その叫び声が聞こえて目が覚めた。すごく叫んでた。いろいろ疲れているんだと思う。