さみしい女の日記
さみしい女は笑って明るく振舞うのだけど青白いさみしいオーラが出ていて見ているとさみしい気分になった。さみしい女はさみしさに押しつぶされまいと、迫ってくるさみしさからちょっと逸れて少しの間休みたい、ほっとしたい、安らぎたいというささやかな願いを叶えることでまたさみしさを増やすのだった。さみしい女はそれを知ってるはずだけど、そうでもしなけりゃ明日にでもさみし死にしてしまうのだ。実際、きっと想像以上のさみしさを抱えて独りで泣いたりする夜とか数え切れないんだろうし、これから先もさみしい人生になるんだろうけど、誰も助けちゃくれやしないのだろうけど、なんにもしてやんないけど、さみしい女がんばれ。さみしさが透けちまってても笑う強さは美しい。