友達のいない男が選ぶ好きな映画ランキング1位だよね

昨夜「Castawayって映画でトム・ハンクスが『ウィルソーン!』って叫ぶシーンがあったけど意味わかんなくて笑っちゃった」ってJ-waveネットラジオ木村カエラさんがヌカしやがった。よりによってあの別離のシーンで笑ったって言うんだから人間性を疑うね。もう彼女はカエラさんじゃなくて、カエラ呼ばわりだ。カエラで充分だ小娘め。もしカエラの野郎がキャバなんとか嬢だったとしてもぜったい指名してやんないね。青白い光を放ちながら空からゆっくりと舞い降りてきたとしてもでっかい井戸みたいなところの上で受け取ってやんないし、パンを齧りながら走ってきて角を曲がったところで衝突しても入れ替わってやんないし、風呂好きすぎる小学生だったとしても青いロボットに道具出してもらってこっそり覗いたりしないし、もしもヒゲ坊主の大男にコテンパンにやられてたとしても「これはカエラの分」とか言って敵を討ったりしない。

飛行機が海の上で落ちてトム・ハンクスだけ助かって無人島に漂着して独りぼっちで椰子の実を取ったりココナツミルクを飲んで下痢したり魚が獲れなかったり虫歯が痛かったり珊瑚で足を怪我したりしているうちに髭ボーボーになって銛の名手になって蟹を食べたりして、最後はヘレン・ハントがあの困った顔で笑うって話で、無人島生活で心の友になるのがウィルソン。ウィルソンはバレーボールなんだけど無人島を脱出するときに洋上で流れちゃって「ウィルソーーーン!」って叫ぶのトムが。トム・クルーズが。あのインチキ臭い笑顔で。そんなトムつながりはどうでもいいんだけど、本当に独りぼっちになって心が折れそうなときに物言わないウィルソンがトム・ハンクスの内面を鏡映しにして語りかけるっていうか、それはトム・ハンクスがグルグル考えたり独り言を言ってるだけなんだけど、ウィルソンがそこに居ることで精神的に安定するっていうか、あーもー説明できねえよ。とにかく心の友ウィルソン。
誰にだってウィルソン的なモノというか心の拠り所的な人間ではないものってあると思う。言ってみればペットだってウィルソンみたいなもんだと思う。それによってひとつの考えに囚われたりしないようになったり悩むのを止めたりこうあるべきだ的なところへ行くのを後押ししてくれたり。昔の人が「お天道様」とか言ってたのが映画ではウィルソンであったというか、等身大の神様っていうか、あーもーわけわかんねえよ。とにかくお口の恋人ウィルソン。そんなウィルソンのことを「わけわかんなくて」と言いやがった木村め!もう今から木村呼ばわりだ。全国2000万人の木村姓の中に埋もれやがれ。キムラヤでパンでも焼いてろ。つかもう井村屋だ。井村屋のあずきバー食って前歯を折れ。
わけがわからなくなってるのは全て暑いせいです。