学校の建ってる場所がおかしい

嫉妬の現れ方にもいろいろあって高圧的な態度の嫉妬やか弱いささやかな抵抗的な嫉妬もありまして金持ってる人が権力を行使して行う嫉妬というのは非常に第三者的見地から客観的に眺めたとしても相当見苦しいわけでありましてさらにAさんのみに向けられたそれであるならまだ救いようもあるのですがAさんとBさんの関係性に起因する嫉妬の矛先がBさん(Aさんが好きだからこそBさんへといった相関図上の矢印)だった場合では同情と判官贔屓が入り混じってその権力者の見苦しさは一層強まるわけであります。しかしながら周囲のサポートだとかAさんの行動によって権力者の権力が及ばないところで一連の騒動にピリオドが打たれた場合、そこに「愛」とか「友情」とかが垣間見えるわけで権力者は己の力不足に打ちひしがれるわけでありまして、なんていうかむしろルリ子が可哀想に思えたり。いくら脳に障害があろうともバケモノよりも深津さんを選ぶのは当然なんだなあと。「ママは美人だから大丈夫だよ」というセリフの指すところがそこなのではないかと。

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