指先に刺さったシャープペンシルの芯を見て
閃きのように瞬間的になにかが思い浮かんだとき周囲は靄がかかっていても中心にあるものはしっかりとイメージできていることがあるのだけど、そのイメージというものの純度が高ければ高いほど小さな一点になるのだというようなことをふと思った。ところがそれを人に伝える術がないばかりに限りなく一次元な点がボケて滲んだ円のようなものになってしまってその滲み具合の半径で拡大解釈されてみたり斑模様として伝わったばかりにイメージしたものの側面だけを捉えられてしまったりしてしまう。というようなことがうまいこと伝わらないのはまさにさっきイメージしたものを伝える術がないからに他ならない。
他人と感覚が一致するなんていうのは気の遠くなるような天文学的数値が分母に入る確率だろうから滲んだ点をおおよそ似通った点であるということで合致したことにしているにすぎないんだ。というこの話に納得してもらえないのがこの事象を端的に現しているとみなさんそう思いませんか。という同意を求めてもハナっから無意味*1だっていうこと。
*1:誰も見ちゃいないというそもそもの理由込み